すぎちゃん今日は『NDフィルターってそもそも何なん?』ってところから、KANIの可変NDフィルターを例に話していくで。



レンズの前に付ける黒っぽいフィルターってことくらいしか知らないです…



それで正解や。でも『なんで黒くする必要があるのか』が分かると、使うタイミングがハッキリ見えてくるで。
結論だけ知りたい方は、次の目次から飛んでください。
結論
NDフィルターは光を減らして、屋外でも適正なシャッタースピードを保つための道具
NDフィルターはレンズに入る光の量を減らす(減光する)フィルター。晴天の屋外では光が強すぎて、動画撮影に適したシャッタースピードを保とうとすると露出が明るくなりすぎるため、NDフィルターで光を減らしてバランスを取る。
- NDフィルターは色味を変えずに光の量だけを減らすフィルター
- 動画では「シャッタースピードはフレームレートの約2倍」が自然な動きに見えやすいとされ、晴天ではこの設定だと明るすぎるためNDで調整する
- 固定式と可変式があり、KANI可変NDフィルターのようにリングを回すだけで減光量を調整できるタイプもある
- 可変式は便利な一方、減光を強くしすぎると画面に筋状のムラ(X状のクロスパターン)が出ることがある
基礎知識
NDフィルターの「段数」の考え方
NDフィルターの減光量は「段(ストップ)」という単位で表されることが多い。1段減光すると、レンズに入る光の量は半分になる。ND4なら2段分、ND64なら6段分の減光、というように数字が大きいほど光を大きく減らす仕組み。
動画撮影では、フレームレートが30fpsなら目安のシャッタースピードは1/60秒前後、180度ルールと呼ばれる考え方に基づいて「フレームレートの約2倍」のシャッタースピードが自然な動きに見えやすいとされている。晴天の屋外だとこのシャッタースピードのままでは露出が明るくなりすぎるため、絞りだけでなくNDフィルターで光を減らして調整する。
比較
固定NDと可変ND、KANI可変NDフィルターの位置づけ
| 固定ND | 可変ND(KANI) イチオシ | |
|---|---|---|
| 減光量の調整 | フィルターごとに固定(複数枚を使い分ける必要あり) | リングを回すだけで1枚で幅を持って調整できる |
| 持ち運び | 段数ごとに複数枚を携行する必要がある | 1枚で済むため荷物が少なくて済む |
| 注意点 | 段数を変えるたびにフィルター交換が必要 | 減光を強くしすぎるとX状のムラが出る場合がある |
実体験
実際にKANI可変NDフィルターを屋外Vlogで使ってみて
屋外のVlog撮影では、晴天から日陰、時間帯による光の変化まで、リングを回すだけで露出を微調整できるのが可変NDの一番の便利さだと感じている。レンズ交換や持ち物を増やさずに済むので、街歩きのように機動力重視の撮影スタイルに合っている。
一方で、減光を強くする方向にリングを回しきると、画面の一部にX状・筋状のムラが出ることがある。これは可変NDフィルターの構造上起きやすい現象で、実際に強く絞りすぎたときに画面の端でうっすらムラが出たのを確認している。そのため、最大までリングを回さず、ムラが出ない範囲で使うように気をつけている。



めちゃ減光したい時にムラが出るなら、どうやって避けてるんですか?



基本は『回しきらない』のが一番やな。足りひん時は絞りやISOも組み合わせて、無理に1枚で全部解決しようとせんようにしてるで。
向いている人
- 晴天の屋外でも一定のシャッタースピードを保って撮影したい人
- レンズ交換や複数枚のフィルター携行を避けて、身軽に撮影したい人
向いていない人
- 常に最大限の減光が必要なほど強い光の中で撮影することが多い人(ムラが出やすい領域を使い続けることになるため)
- 段数ごとに正確な数値管理をして撮影したい人(固定NDの方が段数が明確)
FAQ
よくある質問
- NDフィルターは色味に影響しますか?
-
基本的には色味を変えずに光の量だけを減らすことを目的としたフィルターです。実際に使っている範囲では、極端な色かぶりを感じたことはありません。
- 可変NDフィルターのX状のムラは必ず出ますか?
-
可変NDフィルターの構造上、減光を最大近くまで強めると出やすくなる現象です。実際には回しきらずに使う範囲であれば、気になるほどのムラは感じていません。
- 写真でもNDフィルターは使いますか?
-
動画でのシャッタースピード調整が主な使用目的のため、自分の撮影では主に動画での使用が中心です。
- レンズのフィルター径が違うと使えませんか?
-
ねじ込み式のNDフィルターはレンズのフィルター径に対応したサイズを選ぶ必要があります。購入前に自分のレンズのフィルター径を確認しておくと安心です。
NDフィルターは『光を減らして適正なシャッタースピードを保つ』という役割を理解しておくと、使うタイミングがはっきり見えてきます。KANI可変NDフィルターは1枚で幅広く調整できる便利さがある一方、回しきったときのムラには気をつけて使っています。
おすすめ度: ★★★★☆(4.0 / 5.0)



『なんとなく付ける』じゃなくて『なんで付けるか』が分かると、機材選びも楽になるで。
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